――この世界に、魔導の光が降る。
魔導帝国の存在する世界は基本的に現実世界と大きく異なるものはない。
炎は酸素によって燃焼し、電気は導体を通じて流れ、重力は物体を地面に引き寄せる。
世界は自転し、太陽は昇り、月は満ち欠ける。魔法使いといえど自然の法則には逆らえない。
太古の昔に落下した、魔隕石。
それは、この世界に魔力をもたらした。
大いなる神獣と、魔女たちの戦争の歴史の中に、人間は生きている。
この世界は自然に溢れている。空は青く、海は深く、山は高く、森は広い。
その自然の中に、魔法使いが生きている。
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魔導帝国の優しき皇帝。すべての魔法使いが敬愛する永遠の支配者。
魔導学校の校長であり、すべての魔法使いの師匠。
最強の魔女。
魔導帝国騎士団の団長。
神国の王、災害とも呼ばれる魔王。
砂漠の女王。
やばい薬中毒。
眠り続ける魔女。
最強の魔女。
最強の魔女。
最強の魔女。
謎の存在
…この世界には多くの脅威が存在している。神獣、魔獣、ゴーレム。その多くは人間に危害を加え、破壊を齎す災害だ
魔法使いはこれらの脅威を避け、時に対処し、解決しなければならない。
この世界の人間は一部を除き、基本的に無力である。魔法は民には与えられない。
ゆえに魔法使いは魔獣に対して敏感でなければならない。忘れるな、脅威はすぐそばにいることを。
世界を自由に旅することができるのは、魔法使いしかいないのだ。
【ゴーレム】
体内に埋没する魔石によって動作する魔導具の一種。
完全に自立した存在であり発動した後は魔石内の魔力が尽きるまで動作し続ける。
その性能や規模は千差万別、学生の作るゴーレムから都市を滅ぼせる野生のゴーレムまで様々。
多くのゴーレムが遺跡や地中に埋まっており、時折勝手に動き出すことがある。
ゴーレムは魔力を収集する性質があり、付近の魔獣や魔法使いを襲うため討伐は急務
魔導帝国は土木的作業にゴーレムを採用している。多くは土や石、金属だが、水でも作成できる
デザインや強さは様々で竜種すら圧倒するゴーレムも少なくない。
【魔獣】
世界中に広がった魔力によって突然変異を起こした生物
その多くが自然界に存在、独自の生態系を築いている
魔獣は生態として魔力を求める性質があり、魔法使いは特に襲われやすい
若い魔法使いや魔法を持たない一般人はよく被害にあう
魔石を食した魔獣はその性質を高め、時折突然変異を起こす。
強力な魔獣は大魔獣と呼ばれ、数十人の1級魔法使いによって対応される
北大陸の山脈群に多く生息する竜種も魔獣に分類されている。
死瘴神域アスカライアの瘴気によって変異した魔獣は特に危険であり、『瘴気の獣』と呼ばれている。
歪な肉体と異常な魔力、精神性を持つ凶暴な獣達であり、常に体から黒い瘴気を放出している。
その瘴気は周囲の生物を狂わせる。
魔導帝国の中心的な種族。魔隕石の影響が軽く変異しなかった種族を示す。全種族中最も人口が多い。
他種族と比べて器用で知能も高い傾向にあるが肉体的、魔力的に弱く、種族として魔法を使用することができない。
そのため、昔は常に魔獣の脅威に晒され、隠れて暮らしていた。しかしある一族の中から魔力器官を持つ人間『マギアナ』が現れる。
彼女は人間の中でも英雄と呼ばれ、その魔法を持って他種族と協力、神獣の脅威に対抗することができた。
魔女マギアナは人類を深く愛し、人類を強くすることを決意、そして当時の難民を集め、魔導帝国を建国した。
種族としての人間は魔力を使用することができないため非常に虚弱。
しかし、一部の人間は体内の魔力によって身体能力が高まることがある、過去の人間はその力で魔獣に対抗していた。
魔法使いは魔力を多く身体に含有するため、通常の人間よりも遥かに身体能力に優れている。
生まれながらにして優れた魔力器官と捕食能力を持つ種族。魔人種は食した魔力や生物の特徴を成長に反映させることが可能。
その為、多くの魔人は好んだ魔獣のみを捕食する偏食家であり、強大な魔人ほど厳選した強大な魔獣しか捕食対象に選ばない
その由来は遥か昔の北大陸、魔隕石の落下地点の付近に遡る。魔人は魔隕石を直接捕食するために進化したとされている。
その魔獣の気性や戦闘力、姿は全て食した魔獣由来であり、その種類は千差万別である。その為、魔人はある地域に住みそこを支配する傾向にある
現地民からしたら相当な厄介者であり、縄張り意識が高い性格まで受け継いでいるため、古くは魔人と人類の諍いが絶えなかった。
世界各地にはその土地に住みついた『氏族』が存在し、現在は7種ほど確認されている。分類は多種多様、竜人から猫耳娘、樹木娘や虫娘など多い。
基本的に人間型をしているものが多く、魔導帝国にも何人か魔人が生息している。
高地において変異した人間種を祖先に持つ有翼人種。生態は哺乳類に近い。
両手は普通の人間の形状、肩骨から翼が生えているハーピィが多く、顔の形状も人間と比べて全く遜色がない。
しかし足は鳥の成分が深く反映している場合と、人間の場合が存在する。種族内でも進化が分かれているようだ。
手足の爪は非常に鋭く、指は人間よりも長い。幼いハーピィは空を飛ぶことはできないものの、成長につれて飛行が可能になる。
実は飛行できるのは肉体的な機能ではなく、霧に含まれる超高濃度の鱗粉の作用によるもの。
嵐蛾神域から流れる鱗粉の霧は神獣の権能が含まれており、空気の圧力に作用する権能はハーピィの体重を『軽く』する。
その為、長く渓谷に住む大人のハーピィほど体重が軽く、その適応が深いほど高速、高高度で飛行することができる。
その為砂漠にすむハーピィは飛行能力が皆無。逆にハーピィにおいて『賢者』と呼ばれる5人の超越者は常に浮遊することが可能である
その頂点である魔女ラプラスともなると体重は『0』であり、そよ風でも空中に停滞できるほどの飛行能力を持つ。
ミストリアの鱗粉はハーピィの成長に欠かせないが強い麻薬成分も含むため、若いハーピィほど中毒になりやすく、頭がおかしい
渓谷は凄まじい自然の要塞であるが、その国家を実際に運営しているのはごく一部の上位者のみであり、国の機能はほぼ皆無。
到達するには高度な飛行能力と戦闘力が求められるため、魔法使いでも渓谷に足を踏み入れるのは危険である。
ときおり若いハーピィが渓谷の外で発見され魔導帝国に保護されることがある。
海底に落下した魔隕石の影響で変異した人間種だと言われている。長い歴史の中でも人間との接触は稀有。
世界中の海に生息域を広げており、それぞれの海に王が居るといわれている。漁師たちの中でも人魚伝説は語り継がれてきた
人間に近い姿を持つが、その姿は人間とは異なり上半身は人間、下半身は魚の姿をしている。
人魚は住む深度によって姿や生態が異なり、全ての人魚は本能的に海底のある地点を目指しているといわれている。
浅瀬に住む人魚は若い人魚であり、成長するにつれて深海を目指すようになる。多くの人魚は中層に住み、強者は深層に挑む。
基本的に人類が出会う人魚は浅瀬に住む人魚であり、中層の人魚はめったに浅瀬に移動することがなく、出会うことはない。
海底には神獣アドラステアの激流と神域が存在する。太古から人魚は神獣との戦争を繰り広げているらしい。
深い場所に住む人魚ほど強靭な体と高度な魔法力、巨体を持つようになる。人魚は魔法によって海流を操り移動する。
その為、高位の人魚ほど海中での移動速度が早く、広い範囲を支配することができる。
魔女ラピスに至っては海を空中に浮かべ、陸上でも行動可能。
魔導帝国の近くの湖でも人魚を見ることがまれにある。これは高い魔力で引き寄せられた人魚である。
アルノリアの世界樹の影響で変異した人間種を祖先に持つ種族。美麗だが排他的であり人間嫌いの存在が多い。
多大な魔力を持つ世界樹由来の果実や植物を主食としており、種族単位で菜食主義、魔獣は殺すが、食べることはしない。
その為、成長に著しい影響を与えており、筋力が少なく発育が悪い。しかし代わりにその身に宿る魔力は膨大である。
世界樹の森の野菜や果実は非常に淡白なので食事文化は発展しておらず、森に広がる植物を使った薬としての文化成長が特徴。
世界樹の森の動植物には魔力と共に世界樹の意思のようなものが混入されており、老いたエルフほど意思に支配されるため、排他的。
若いエルフは人間に好意的であるが、国には風の結界が展開されており外部への脱出は非常に困難、その為、出れるようになる頃には排他的になる
魔力に生命活動を支配されており、その体は徐々に樹木に近づく。その為エルフは非常に長命であり、数百年の寿命を持つ。
世界樹の森で育つからこそエルフであり、ほかの場所で育つエルフは人間種と対して変わらない生態をしている。
近年、エルフの魔女エリザがエルフの国を支配し、魔導帝国との交流を深めているが、それ以前は人間との交流はほぼ皆無であった。
世界樹の森のエルフは非常に排他的かつ排外的。世界樹の脅威となる魔獣や亜人を盗人として扱い、人間も同様に扱う。
岩山に住む鍛冶と鉱石の民。ラウルヴルムの山中に住む種族であり、太古の昔に魔女セレネが集めた人間の末裔
炭鉱に適した体を持ち、強靭かつ頑丈な肉体を持っているのが特徴。反面、山中において魔力を持つものは非常に少ない。
霊峰ラウルヴルムに君臨していた魔女セレネはある特級のゴーレムを作り霊峰を支配していた。それこそが国神と呼ばれる岩龍ラウルヴルム
神獣ラウルヴルムは巨大な魔石回収用のボーリングマシンである。ドワーフは魔結晶や鉱石をラウルヴルムに捧げるために存在している。
神獣は普段は機能を停止しているが、月単位で結晶を回収する機能により再起動、周囲を滅ぼしかねない勢いで回収を行う。
それを止めるためにドワーフは自ら魔結晶や鉱石を集め、神獣の機能を停止させ、国を存続させている。
故にドワーフにとって炭鉱の作業は常に命がけであり、その都市の維持のために毎日仕事をしているのである。
しかし神獣もデメリットだけではない、神獣ラウルヴルムは食した鉱石を権能で圧縮することができる。
本来、保管のために搭載された機能だが、現在は放置されているためオーバーフローした圧縮金属が時折、鱗となって剥がれることがある。
それこそ、この世で最も硬い金属『オリハルコン』である。ドワーフはこの金属で武装し、交易をおこなって文明を発展させている。
特に全身をオリハルコンの鎧で武装したドワーフは神獣の一撃にも耐えるほどの戦闘能力を誇っている。
魔女が放置したゴーレムによってその文明を発展させた種族がドワーフなのである。
魔導帝国
天ノ皇国
有翼国家ミストリア
神国
神聖国家アルノリア
深海都市アビスカ
トゥーナ王国
砂上王国サンドリア
魔導帝国の治安維持、国家運営補助を担当する公的な魔法使いの機関
王城への門の管理、案内、町中の治安維持、警戒監視。魔獣対策など、その役割は非常に多岐にわたる。
国の表向きの大体の公務を担当している多忙な組織。数百人規模の魔法使いが生活している。
団長は災龍の魔女レンシア・ソード。100歳ほどの若い魔女で、優しく大らかな性格。
団員たちは厳しい訓練と活気ある日常、日々の任務に従事している。
基本的に鎧と武器を装備した魔法使いが多く、その多くは一級にふさわしい戦闘能力を誇る。
特に日々の訓練によって鍛えられた武器と魔法の扱いは全組織中でもトップクラス。
団長は基本的に大魔獣との戦闘のために遠征しており、雑務や書類仕事は副団長のエスメラルダが担当している。
エスメラルダは非常に苦労人であり、書類に埋もれている姿がよく見られる。
最も多くの魔法使いを有する組織。国営である。
基本的に魔導帝国における仕事の依頼は組合を通じて依頼されている。
魔獣の被害や治安に関わるものであれば騎士団へ、それ以外の民草の依頼は冒険者組合に依頼される。
多くの魔法使いは卒業後に大体冒険者組合に入る。特に必須事項はなく、別に名前を記録するだけで任務を受ける必要はない。
世界各地の冒険や地図の作成、脅威の排除は基本任務であるが、別に任務をやらずに世界を旅行しても構わない。
1級魔法使いは存在するだけで認められている。故に仕事をしたくないならばしなくても構わない。
所属に困ったら冒険者組合に赴くとよいだろう。
魔導帝国の裏方の仕事を担当する組織。一般国民には極秘であり、諜報から暗殺、拷問、調査まで職務は多岐にわたる
戦闘に特化した一騎当千の魔法使いが集まる『戦闘部隊』と情報収集や諜報を行う『情報部隊』、暗殺専門の暗殺部隊に分かれている。
戦闘部隊はこの国最強の魔法使いが集まるエリート組織であり、対人戦を想定した訓練を行っている。
部隊に所属する専属の魔法使いと異なり、専属の所属がない魔法使いも存在する。
彼らは表向き、商人や冒険者、騎士として生活し、有事の際に召集を受ける非常勤務のような扱いを受ける
特殊部隊に入るだけであれば、特に制限などをされているわけではない。しかし専属の魔法使いはスカウトや推薦が必要。
王城には政治にかかわる魔法使いや皇帝付きのメイド、葬儀関係者などの行政職が集中している。
魔導帝国において、要職につく人間は全てが1級魔法使いであり、メイドですら例外はない。
1級魔法使いは皇帝に謁見する権利を持ち、王城は度々来客を受け入れる。
町中と違って王城の付近を歩く人間は全てが1級魔法使いである。その戦闘能力は騎士にも比類するだろう。
皇帝付きのメイドは9人で構成され、その他にも温室係、裏庭管理人、国民管理局の魔法使いなどが居住している。
魔導帝国の街中にある巨大な図書館。この世の英知の全てが蔵書されているといわれている。
存在する複数の司書は一人残らず一級魔法使いであり、知識や思考力に長けた者たちが多い。
司書長はレイラ・パトレイシア。禁書庫たる地下の管理はスロウアビスが行っている。
基本的に魔法使いでなくても図書館を訪れることは可能。しかし地下に存在する禁書庫は1級の資格が必要になる。
地下室には危険な魔法の運用方法や魔法使いたちの論文が記述されており、更なる機密は王城の本棚で管理されている。
基本的に図書館には各司書の放つ魔法ゴーレムが飛び回っている。
魔導帝国の医療を管理する国営組織。院長は魔女フローリア。基本不在がちである。
国中に数多の病院が存在するが、ここ中央医院は受診に魔法使いの資格が必要である。
魔導帝国は1年に一度、1級魔法使いを対象とする健康診断を実施している。
微細な魔法は医療に活かされている。微細な魔法運用については随一だろう。
魔女フローリアは健康診断における採血によって膨大な量の血液を保存している。
魔導帝国における様々な研究を担当している。所長はエメラギア一級魔法使い。
出資者は魔女セレネである。研究は人民に利あるものである必要はなく、完全に自分の趣味でも可能。
大量の水を留めて保管できる圧縮魔法瓶などは民に多く利用されいる。
○○の理
ここに神獣の説明が入ります。
…この世界の生物は魔力を含む動植物から魔力を得ている。世代と食事によって蓄積された魔力は体内に残留する
エルフや魔人、ハーピィは変異の過程で『魔力器官』を体内に獲得しており、魔力を適切に濾過、変換することができる。
これによって外部に放たれた魔力は属性によって様々な物理法則に干渉する。発火し、水が浮かび、風が動く、それが『魔法』である。
人間は本来、魔力器官が存在せず、体内に魔力が沈殿し続ける。魔力は基本的に生命に影響は与えず、人間は魔力を感じない
エルフなどの魔力器官を持つものは魔力を生命活動に使用しているため、過剰な魔力では体に悪影響を及ぼし、足りないと魔力欠乏症に陥る。
体内に蓄積される魔力の許容量と出力は個人差があり、エルフは生息域の影響か非常に高い魔力の濃度と量を発揮できる。
人間は魔導帝国に君臨する魔女の一人『結晶の魔女』によって齎された『魔石』によって魔力を行使することができる。
魔石は体内の魔力を濾過、変換、保存し、放出する機能を持ち、これによって人間は魔法と同じ現象を発生させることが可能である。
亜人種と異なり、人間の魔石は変換する魔力の出力は基本的に同一であり、エネルギー量にして45000ジュール程度である。
魔力の質は火、水、風、土、雷の五属性に分かれ、それは土壌や気象によって世界に複雑に分布している。
食事の内容や育った環境によって魔力の質は変化し、それによって使用できる魔法の属性は確定する。後天的な変化も可能。
魔法使いは魔導学校に入学して初めて魔石を授与される。そのため、他国や外野に魔法使いは存在しない。
天ノ皇国やサンドリアの魔法使いは留学という形で魔導帝国に入学し、魔法を学ぶ。
魔法使いは学校で試験を突破することで学年と魔法使いとしての地位を得る。
魔法使いの地位は魔法をいくつ極めたかでセレネ様に判断される。入学したては見習い魔法使い、1つで3級魔法使い、2つで2級魔法使い。
そして卒業式を経て3つを極めたと認められると晴れて1級魔法使いとなり、魔導帝国の一員となる。
魔法の行使には高度な知識と熟練した技術が必要である。
魔石さえあれば魔導帝国の住人は魔法を使用することができるが、その魔法は1級のそれには遠く及ばない。
理論によって紡がれる魔法と感情のまま発露させる魔法は再現性も持続力も何もかもが異なる。
魔石は裏の社会で高値で取引されるため、若い魔法使いは盗賊に狙われることが多い。
ここに紹介文が入ります。
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